加速・麻痺の行動速度への影響

使うにあたって気になったので調べた結果です。
聞き流す程度に、あっさりとどうぞ。

【調査内容】
・加速の効果量(メイン)
・麻痺の効果量(メイン)

まず、加速の効果を確かめるに当たって参考にした結果ですが・・・一つ目は、turn25result81にしました。
理由としては、
・加速状態におけるスパンの短い技
・加速状態における一般的なスパンの技
・非加速状態における一般的なスパンの技

を比較して、効果が果たしてどのようなものかを確認したかったから、になります。
加速効果が単純に定数倍でしたら上から二つは同様に速くなりますし、そうでなければ速さが変わりますからね。

この結果においては、加速下では、
・アルノーさんの流星の舞(5/2/2/2/2/7)
・ポメロさんの破撃(5/5)
・ジニーさんのサンセット(20/5)他　※ソーサリーのAT+5込み
・クープェさんのヒール(15/5)、アッチェレランド(15/5)、エクサキュア(20/5)

そして、非加速状態では、
・ポストさんのチルゼム
が存在し、これを比較できます。

また、この5人がほとんど同一のBT上でスタートを切っているのも大きいですね。
実際にはアッチェレランドが35BT、クープェさんから始まる同一BTと思わしきタイミングの全員行動が40BTなので、ややポストさんが遅れている可能性もありますが。




というわけで、下に行動図。
行動内容と、その時に行動したキャラのBT(AT,CTを単純に加算していったもの)が載せてあります。
-----------------------------------------は30BT毎に出るステータス部分(今回は60BT目、スタートから比較すると20BT)。



補正前と描いてあるのは、単純に数字を足したものです。
まず補正前の、アルノーさんに注目してみてください。明らかに、他の加速している三人よりも数字が小さいですよね？
つまり、あまり加速していないというわけです。
逆に言えば、残り三人は同速で行動している、と考えて良いでしょう。

また、ポメロさんが加速状態下にて25BT目の行動をしている際に、実際のBTでは20BTが経過していないことがわかります。
これを踏まえて、
・加速しているキャラのBTを0.8倍(実質1.25倍速)
・和算の際に足す側の端数を切り上げ

したものが、補正後になります。
数値を見る限り、概ねこれで問題なさそうですね。

問題は、1BT程度のズレがある部分ですが・・・理由の一つには、実際にはスタート時点で1BTズレがある点が上げられます。
アッチェレランドの効果開始は35BTで、スタート地点に定めたのは40BTの予定でしたが・・・1.25倍速ならば、クープェさん、アルノーさん、ポメロさんは39BT目に動き出していそうな。
ですが、見ての通りジニーさんはポストさんの後に動いています。
すると、加速効果が効き始めるのは加速後に表示された行動からという可能性もありますが、後述の結果内などから見れば分かる通り、そうではないようです。

更にはもっと細かい部分の問題、行動順の前後などもありますが・・・そこら辺も調べてもどうにも結果が出ることはなさそうで。




続けて、これが正しいのかどうかを確認する為に、別の結果を。t51r10です。
選んだ理由は、最新の結果だから、ですね。仕様が変わっている可能性もありますし。
また、これの場合は行動の際に入る数値を書き出し、これに補正を行った後に、加算するという形の表になっています。



はい、単純に切り上げるというわけでもないですね。
そうであるならば、ミレーヌさんの乱れ裂き(7/8)は(6/7)となるはずですが、それではポメロさんの破撃とディータさんのモデラートが28で挟まれている部分の行動BTが、30となってしまいます。
当該の技は(5.6/6.4)、つまり端数は管理されており、切り上げらてはいないのです。




これはどういうわけなのか。
おそらくBTが2,3の場合には、加速は効果を発揮しないという設定になっているのだと思われます。



今回はt32r81を用いました。
用いた理由も単純ですね。隼突き(2/3)の場合はどうなるかを調べたかったわけです。

見ての通りですね。
隼突きに効果が発揮されているか、或いはBT3の部分にだけでも効果が発揮されているのならば、アカシさんの3回目の構えは8BTか、8.8BTとなり、ポストさんやアルノーさんの10BT目よりも行動が遅くはなりません。
つまり、効果はまるで発揮されていない、ということです。

あっ、BT4の場合は調べていません。
3のものと比べると一般的に存在するわけなので、効果は発揮されるものと思っていますが。


つまり、どういう性能なのか。
例えば5人PTでアッチェレランドを使用した場合、効果期間50BTに得するBTは、15BTを差し引いても47.5BT分。
仕様を考えるともう少し効率が落ちるかもはしれませんが、まあ攻撃面では6:5の数的有利状態で戦うようなものです。

…これ、めっちゃ強力ですね？
MP消費さえ気にならなければ2人PTであろうと使って損がないレベルです。
BTが極端に短い技を主に運用するのでなければ、積極的に使いたいところ。




続けて、麻痺の場合。
こちらはもっとあっさりと。対象は、t51r18のウルフBです。
カノさんが初手でパラライズを撃っているので、ソーサリー込みで15BT目に効果発揮。その手前に突撃を撃っているので、スタート地点も此処からとします。
そうして、120BT付近に9回目の行動、斬撃を撃っています。
直前にナウシズさんのブロウが出ていますが、これが115BTほど。

ウルフの行動は斬撃にしろ突撃にしろ10BT間隔なので、101~106BT間で91BT。
おおよそ、0.9倍速(BT1.11倍)。加速と大きく仕様が違うというのも考えづらいので、こんなもんで大丈夫でしょう。
多分。

麻痺の場合は効果が地味ですね。
ただし、どんな相手であろうと被ダメージを0.9倍、と考えると、そう悪くもないのかもしれません。
また、効果時間が長いのも良いですね。100BT以上効いています。
使用には計20BTほどかかるものの、大人数ならば損はないでしょう。




〆
【結論】
・加速はキャラが1.25倍速
・ただし、使用している技のAT,CTが(1,)2,3の場合、これは効果を発揮しない
・麻痺はキャラが0.9倍速