よくわかる(ようになるかもしれない)装備作成の話

わりと内容は結果内で話した物に準拠。
すると、他に出来ることがないかなあ、と思ってこんな形になりました。

【調査内容】
・諸々の確認事項の話

ということで、だ。
今回の結果上で述べていた、装備作成での仕様調査。
その検証・・・の前に、そもそも装備作成がどういうものなのかを再確認しよう。
触れたことのない者も多いだろうからな。己もその一人だったが。

序でと言っては何だがな、一度古き良き時代の対談形式を取ってみようか。
話し手は百合鏡に参加している己、メラノ＝ガスターが務めよう。そして取り手は・・・

此処何処？
其処の人、誰？
なんで？
どうして？
呼びだされたか、わかんない。

てぃーこん、参加中の、箕笠が、任された。

好く来た。

御主が選ばれたのはだ、恐らく他の者と比べて話が通じる部類ゆえ、であろう。誇るが良い。
以後、宜しく頼む。

あ、うぅん・・・ぁりがとう？

話を進めようか。
百合鏡では、以下のような手順によって、装備を作成する。

・所持品のうち、種別が武器・着物・頭物である物を1つ、「参考装備」に選ぶ
　　　↓
・所持品のうち、素材を1つ、「メイン素材」に選ぶ
　　　↓
・所持品のうち、素材・副素材を0~4つ、「サブ素材」に選ぶ
　　　↓
・ボーナス10を斬撃・突撃・魔力・防御・守護それぞれに割り振る
　　　↓
・技設定にて、特別・一発・治療・選択欄のいずれか1つに、「鍛冶見習い」をセットする
　　　↓
・参考装備と同じ種別の装備が出来上がる、元々「メイン素材」が入っていた欄に入る

この時、メイン素材＞サブ素材の欄の左端＞サブ素材の欄の左から二つ目＞サブ素材の欄の左から三つ目＞サブ素材の欄の右端、と素材の効果量に差が出る、ということも覚えたほうが良いだろう。

ただし、同じような値段になる素材を選べる場合、性能は少額5つ＞高額1つと考えて良い。
従って、素材の値段にばらつきがある場合には高額の物から効果量が高い部分に入れるぐらいのイメージで良い。
ああ、サブ素材は殆ど性能への補正はなさそうだから、サブ素材は右端に入れると良いというのも抑えておこう。

好きな順に、左から。そういうこと？

ああ。そういうことだ。

つまり、望む装備を作るためには、
・望む種別/性能の装備を用意して、
・望む装備に合った素材を5つまで用意して、
・鍛冶見習いを習得、使用する枠を用意する。
必要があるわけだな。うむ。

・・・面倒、くさそぅ。

なに、こんなもの序の口だ。

装備はともかく、素材の入手できる位置はかなり限られている。
購入可能なのは鉄鋼都市ヒラック(リバーシ)、森の町ジャイール・マジャク/マジャク城・砦村ワピンソフ(キシェタトル)、府評/平須首府・郭仰・銀礁(平須)のみだ。
品揃えは、百合鏡メモ１　~地図とイベント~より各自確認してもらえると助かる。

リバーシ、ヒラックの、だけ？
鉄鉱石、だけ？

その通り、リバーシは鉄鋼都市ヒラックの一箇所、売ってる素材も鉄鉱石のみだ。
代わりに金属系の素材を落とす鉱脈が出現するトント鉱山があるが、もちろん入手する素材を己で選べるわけではない。
また、此処以外での戦闘による素材入手は、ボスであるドラゴンを除いて絶望的だと言える。

プラインカルド及び魔界には購入先すらないぞ。
移動手段・購入手段を用意すること、肝に銘じておこう。

理解した。敷居、高い。

加えて素材の値段自体も張る。この辺りの収入より遥かに、な。
性能面を考えて、同素材5つを揃えることを目標とするからには、ソロや1PTでは扱い難い。
かと言って、必要になったときにその辺りに人がいる、ということもそう多くはない。

複数人で組むことが前提の仕様、と言えよう。
まあその分、出来る物は良い。

ところで、ボーナスって、何？

「望む装備に合った素材」、どれがどれ？
「望む種別/性能の装備」も、つまり、どういうこと？

それらは調査で判明して、全体メッセージにも流したが・・・そうだな、結論から先に、丸ごと説明しよう。
全体メッセージを読んでる人間は読む必要がないかもしれん。

参考装備は、装備の性能に大きく影響する。
装備の作成の際に、「能力の割合」が参照されるからだな。
この時、おそらく「能力値の大きさ」自体は装備性能に影響しない。

従って、参考装備の能力が防御1他0でも、防御60他0でも、出来る装備の防御値は変わらん。
参考装備の能力が防御40魔力40とかで作れば、防御1他0で作った物より防御の数値が落ちる。
まず、これが重要だな。

参考装備自体は、安価でも問題ない。
よくわかった。

この割合が「素材の持つ能力値」にかかる。
これが、素材に依って異なるから、「望む装備に合った素材」を揃える必要があるわけだ。
そうだな、市販の素材は、同額の物が三つある。
試しに、2800Lemの物を三つ、探してみてくれ。

・・・ええっと、軟鉄。ヒノキ、絹も。

良し。
そのように、各々の金額帯に、金属系・木材系・布系とでも呼べる素材が存在するわけだ。
これと、鉱脈の落とすアダマンタイト(市販20000Lem相当)・ドラゴンの落とす竜の鱗(市販9000Lem相当)が現在見つかっているメイン素材の全てだ。
或いは、アダマンタイトも金属系として扱って問題ないだろうと思う。

これらのうち、金属系は斬撃・突撃・防御の能力値が高い。
また、作成種別でもこの能力値の大きさは変わらないようで、おそらく武器を作る際には斬撃・突撃が、着物・頭物では防御の方が上がりやすい。
木材系は魔力・守護の能力値が高い。これは武器では魔力、防具では守護が上がりやすいはずだ。
布系はまずほとんど作成例がないが、少なくとも着物作成時は防御と守護、特に防御が上がりやすい。
武器は知らん。魔力が上がる、のだろうか？

それ以外の能力、ダメ？

ダメだ。
全くと言って良いほど上がらん。
物理用の武器を作るなら金属系を、魔法用の武器を作るなら木材系を。
逆に対物理の防具を作るなら金属系か布系、魔法系の防具を作るなら木材系か布系を集めるしかない。
足を使おう。

ボーナスは？

振ることで、能力値に若干の変動がある。
これがまた曲者でな、「上記の「素材の持つ能力値」と法則が異なる」上に「変動幅が大きい」。

・・・そのまま具体例を全体メッセージから持ってくるか。
参考装備が同じ頭物で、鉄鉱石×5の場合。
・(おそらく)防御10振りの装備が斬撃16防御250
・(おそらく)斬撃10振りの装備が斬撃80防御244
となる。斬撃10振りなら斬撃が64、防御10振りなら防御が6上がる計算だ。おおよそ5倍の差と言えよう。

上記の通り、頭物で金属系の場合、「素材の持つ能力値」は防御＞斬撃であり、この差は2倍程度だ。
基本的には「素材の持つ能力値」に比べて影響は少ない為に、指定をミスしても使えない装備が出来上がることはない。
ただし、出来上がりにバカにならないぐらいの差が付くことはわかるだろう。

色々把握しなきゃ、ダメ。

幸い、ボーナスに関して今わかっているのは、上記の金属系かつ防具の場合だけだ。
残りは・・・これからの研究課題としよう。

あとは・・・そうだな、四つほど注意事項がある。

？

鍛冶の際、鍛冶性能を強化する常時発動技がある。
現在有効なのは、研ぎ職人・業物作りだ。
それ自体は百合鏡メモ３－３　~戦型一覧(その３)~などから探してみてくれ。
習得すること、これも技設定時にセットすることは、半ば必須事項と言えよう。
これが一つ目だ。

二つ目もこれ関連で、な。
鍛冶見習い・研ぎ職人は技自体を入手するSPが、戦型によって大きく異なる。
鍛冶見習いの最安値は業人・作り手の50、研ぎ職人は業人の50。
戦型によってはそれぞれ150も必要になるからな、200SPほどボッタクられるぞ。
ああ、業物作りは作り手以外では習得できんから問題ない。

豆、知識。

三つ目は、装備作成の際に得するはずの知識だ。
参考装備は、能力の大きさは影響せず、割合が影響する、と言ったよな？
つまり、特化装備を作る際には・・・

安価な素材、使って、特化する能力が1、他0のような装備を、作る。
これ、参考にすれば、良い。

察しが早いな。ご名答。
特に武器や着物は、特化した装備はなかなか得られにくい。
自分で参考装備を作る、という姿勢は必ず役に立つはずだ。

実際に、鍛冶が現仕様になった28回以降の結果でみてみよう。
銅鉱石(500Lem)一個を使って着物(斬撃/突撃/防御　60/60/150)を参考装備にした場合、(おそらく)防御10振りで斬撃/突撃/防御　4/4/24の着物が得られている。(研ぎ職人・業物作りは未使用)
すると、100Lem素材なら求める弱装備が作れるかもわからん。

まあ、あくまでここまでの想定が正しい場合だ。
実際にこれが上手くいくかどうかは、試して見んとわからんな。

人身、御供。求む。

4つ目。処理順にも注意が要る。装備作成→購入→渡す、の順番だ。
つまり、素材購入(or送品)、即週作成は不可能だ。
余裕を持って作ることが望まれる。

必要な物は、前の週に準備。
鉄則。

こんなものだな。やはりいくらか捗ったような気もする。
例を言おう。有難う。

お礼、要らない。
お安ぃ、ご用。また来る。

ばっさばさと胸ビレを大きく振りつつ、去っていった

いや多分この形式には二度とならんと思うぞ？
虫の知らせだがな。

〆